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蓮だより

石川県金沢市、金沢平野北部に「河北潟」と呼ばれる潟湖があります。海と山に挟まれたこの地域では、古くから農業や漁業が盛んで、人々と自然が密接に関わりあってきました。

河北潟

川端れんこん

農事組合法人「蓮だより」の畑「どろんこファーム」では、河北潟の干拓地ならではの肥沃な土壌を活かして、農薬を使わず「生物との共生」を大切にしながられんこんを栽培しています。もっちりとした食感が特徴の加賀れんこんの中でも、蓮だよりがつくるブランドれんこん「川端れんこん」は、ねばりの強さが特徴です。

川端れんこんの四季

Spring

まだ寒さの残る3月から、この年の収穫に向けて「どろんこファーム」の土づくりが始まります。4月は種植えの時期。新しい命が畑に宿ります。並行して、畑に残しているれんこんの収穫が6月まで続きます。
少しずつ気温が上がってくる中で行う、草取り、草刈り、追肥。7月まではこの年のれんこんを育てる期間です。

Summer

8月、河北潟の空一面に星が輝く午前1時。「どろんこファーム」に生い茂る茎葉を刈り倒しながら、れんこんの収穫が始まります。
デンプン質の少ない「夏れんこん」は、みずみずしくシャキシャキとした食感が特徴です。ただし、足が早いので、午前1〜2時に収穫して、その日にすぐ出荷しなくてはいけません。掘った当日の「夏れんこん」の頭(1節目)は、刺身で食べてもおいしいです。

Autumn

秋風の吹く10月、れんこんの茎葉が次第に枯れて折れまがり、「どろんこファーム」の景色は一面茶色に変わります。
寒くなり、デンプン質を多く蓄えるようになった「秋冬れんこん」は、ねばりが強く肉厚で、もっちりとした食感。加賀れんこんならではの特徴を楽しめます。「夏れんこん」と比べて日持ちする「秋冬れんこん」の収穫は、朝7時から16時まで行います。

Winter

海に近い河北潟は風が強く、吹雪になることもしばしば。「どろんこファーム」の水面には、氷が張ることもあります。冷たい水に浸かりながら、日々収穫を続けます。
れんこんは縁起物としておせち料理に欠かせず、12月から1月にかけては一番の繁忙期です。「秋冬れんこん」らしいねばりのある食感を、たくさんの方に楽しんでいただいています。

川端れんこん